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つまんない生徒会会議。


アタシは第二書記としてこの会議に参加してるけど、一向に進展がない。


痺れを切らしたイギリスの怒鳴り声が響く。



あーあー・・・また会議長引くなー・・・。


今日はシーくんと遊ぶ約束してたのに・・・。


一応シーくんには会議で遅くなるかもとは言ってあるけど、これじゃ今日は無理かな。



周りにバレないようケータイを開いてシーくんにメール。


メールを送ってから数分後、マナーにし忘れてたケータイが鳴り響いた。


慌ててケータイを取り出したら、シーくんからの着信。



「フェリア!!お前ケータイの音切っとけ!!」


「ごごごごめん!」



イギリスの怒鳴り声を背中に、アタシは会議室を飛び出した。



「も、もしもし?」


「フェリア!今日はシー君と遊んでくれる約束ですよ!」


「ごめんね!会議長引きそうで・・・。今日は無理っぽいんだ。ほんとごめんね!」


「またイギリスの野郎のせいですか?あの野郎シー君とフェリアの邪魔をするのが好きなんですよ!」


「まぁイギリスのせいって言えばそうなんだけど・・・。

 また今度でも良いかな?次遊ぶ時にはケーキ焼いていくよ」


「フェリアのお願いならしょうがねーですよ。ケーキ楽しみにしてるです!」


「ありがとう。じゃあまたね」



シーくんとの電話を終えて、恐る恐る会議室のドアを開ける、と・・・



「よぉ。第二書記の分際で、会議中によく電話なんか出れるなぁ・・・?」


「イ、ギリス・・・!!」



眉間にしわを寄せて仁王立ちする生徒会長様。



「おい。もう今日の会議は止めだ。フェリア以外は全員帰れ」


「えぇ!?」



イギリスの言葉に生徒会メンバーは次々と席を立っていく。



「え、あ、ちょ、皆待って・・・!!」



皆は苦笑するだけで、誰も助けてくれない。



「ごめんねー。フェリアちゃん。お兄さんまだ死にたくないんだ」



目が合ったフランスもそう言って逃げるように出て行った。



「さぁ、フェリア。お仕置きの時間だ」



口角を吊り上げて笑うイギリスは、まるで悪役のようでした。







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